「ブログを始めたいけど、何から準備すればいいの」そんな疑問を抱えていませんか。実は、ブログ開設に必要なものは意外とシンプルです。最低限の準備さえすれば、誰でも簡単にブログを始められるのです。
この記事では、10年以上のブログ運営経験を持つ筆者が、ブログ開設に必要な7つの準備物を分かりやすく解説します。
私は愛媛県出身の「ぴお」と申します。元介護職から21歳で起業し、現在はWebコンテンツ事業で売上5,000万円以上(※1)を達成しています。
また、エステサロンや脱毛サロンの経営(※2)、年間100回以上のビジネス公演(※3)など、多岐にわたる経験を持っています。
あらゆる副業を実践してきた経験から、アフィリエイトの可能性と魅力をお伝えできると確信しています。
※1 2020年に法人化し年間5,000万円の売上を達成しています。
※2 2024年に開業
※3 2016年よりのべ1,000回以上の公演実績あり
ブログ開設に必要な準備リストを、今すぐチェックしていきましょう。
ブログ開設に最低限必要なものは7つ
ブログ開設に最低限必要なものは7つです。
- PC
- インターネット環境
- レンタルサーバー
- ドメイン
- WordPress
- 銀行口座・クレジットカード
- Googleアカウント(メールアドレス)
これらが揃えば、収益化を視野に入れたWordPressブログの開設が可能となります。
それでは、各必要なものについて見ていきましょう。
1. パソコン
パソコンは、ブログ運営に欠かせません。スマートフォンやタブレットでは難しい文字装飾や、PCでしか動作しないソフトの使用など、効率的な作業のためには、パソコンが必要です。
高価な機種は不要で、3万円程度の予算でも十分な性能のものを選べます。用途に応じて、コストパフォーマンスの高いChromebook、汎用性の高いWindows PC、デザイン作業に適したMacBookなどから選択できます。
メーカー | 価格 | デメリット |
---|---|---|
Chromebook | 3万円〜 | 使用できるアプリが少ない |
Windows PC | 5万円〜 | 機種によって使い方が違う |
MacBook | 15万円〜 | 価格が高い |
私は、移動が多いのでChromebookを使っています。家で作業する時はMacBookです。予算的に抑えたい人はChromebookを選びましょう。私が使っているChromebookは、「ASUS Chromebook Detachable CM3」です。
2. 安定したインターネット環境
ブログはインターネット上で公開するため、安定したネット環境は絶対条件です。自宅のWi-Fiや、スマートフォンのテザリング機能でも構いません。
大容量の動画アップロードなどを行わない限り、特別に高速な回線は必要ありません。重要なのは、安定して使用できる回線を確保することです。
もし、新しくネット回線を利用する場合はモッピー経由で契約するのがおすすめです。モッピーとは広告をまとめているサイトで、「ポイ活」とも呼ばれます。
私はSo-netに契約していますが、モッピー経由で4万5,000円キャッシュバックされているので、安く抑えたいという人はモッピー経由で利用しましょう。
3. レンタルサーバー
レンタルサーバーは、ブログのデータを保存し公開するための「ネット上の土地」です。安価なサーバーは避け、表示速度が速く信頼性の高いサーバーを選びましょう。
サーバーの速度が遅いと、読者のアクセスが減少したり、商品の購入率が低下したりする可能性があります。信頼性と速度を重視し、エックスサーバーなどの高品質なサービスを選択することをおすすめします。
4. ドメイン名
ドメインは、ブログの「ネット上の住所」であるURLのことです。レンタルサーバーの契約時に無料で取得できる場合もあります。別途購入する場合も年間2,000円程度です。
ドメイン名は後から変更が難しいため、申し込み時点で慎重に選択しましょう。ブログの内容や目的を反映した、覚えやすく印象的なドメイン名がおすすめです。
5. WordPressのインストール
WordPressは、ブログの「本体」とも言えるコンテンツ管理システムです。無料ブログサービスやHTMLでの自作と比較しても、WordPressは多くのメリットがあります。
特に収益化を目指す場合、WordPress一択といえるでしょう。カスタマイズ性が高く、SEOに強く、広告配置の自由度が高いブログ運営に適しています。
6. 銀行口座とクレジットカード
ブログで収益を得る際、その受け取り先となる銀行口座が必要です。既存の口座でも構いませんが、将来的に事業化を考えている場合は、個人用とは別の口座を開設することをおすすめします。
また、ブログ運営に使用する各種サービスの決済には、クレジットカードが必要になります。クレジットカードも新しく作ろうと考えている人はモッピー経由だとキャッシュバックが1万円以上もらえます。
7. Googleアカウント(メールアドレス)
Googleアカウントは、ブログ運営に必要な様々なサービスを利用する際に必要です。特に、サーチコンソールやGoogleアナリティクスなどのSEOツールの利用には不可欠です。
個人用とは別に、ブログ専用のGoogleアカウントを作成しておきましょう。ブログ関連の連絡と個人的な連絡を分けて管理でき、また意図しない個人情報の流出リスクも軽減できるからです。
これらの7つを準備することで、ブログ開設の基盤が整います。ひとつずつ準備していきましょう。
ブログ開設前に決めておくべき4つのこと
ブログを開設する前に、4つ決めておかなければいけないことがあります。ここからはブログ開設前に決めるべきことを解説します。
1. ブログの目的を決めておく
ブログ運営は何を目的で始めるかです。収益目的なのか、日常記録が目的なの、その目的によってこの先のやるべきことが変わっていきます。
収益が目的であればこの記事で紹介している流れをそのまま真似てもらえればいいのでそのまま進んでください。
2. ブログのジャンルを決める
ブログのジャンルは収益化する上で絶対に間違ってはいけないことです。ジャンルによって稼げる金額が変わると言っても過言ではありません。
詳しくは以下の記事で紹介しているので、まだジャンルが決まっていない人は先に確認しておきましょう。
3. ブログタイトルを決める
ブログのタイトルは、読者に最初の印象を与えるために、ブログの内容を端的に表現し、かつ読者が記憶しやすいシンプルなタイトルを決めましょう。
このメディアは副業をまとめているので、「週末×副業」というタイトルにしています。短くわかりやすいイメージで考えました。
4. ドメイン名を決める
ドメイン名は、タイトルと同様に、ブログのテーマを反映したシンプルなものがおすすめです。拡張子(.comや.netなど)については、特別な理由がない限り、最も一般的な.comがおすすめです。
このメディアも(https://weekend-sidejob.com/)です。weekend(週末)-sidejob(副業)です。
ドメイン名は後から変更が困難なため、慎重に検討して決定しましょう。
ブログ運営を効率化する7つのツールとサービス
ブログ運営を効率的に行うためには、適切なツールやサービスがおすすめです。ここからは、ブログ運営を大幅に改善する7つのツール・サービスを紹介します。
1. WordPressテーマ(有料・無料)
WordPressテーマは、ブログのデザインを決める大切な要素です。専門知識がなくてもブログをカスタマイズできるメリットがあります。無料テーマでは「Cocoon」、有料テーマでは「SWELL」が初心者にも使いやすく、機能が充実しています。
早い段階でテーマを決定し、長期的に使用するようにしましょう。ちなみに当メディアは「SWELL」を利用しています。
2. アフィリエイトサービス(ASP)
収益化を目指すブロガーにとって、アフィリエイトサービスへの登録は必須です。複数のASPに登録することで、より多様な商品やサービスを紹介できます。初心者には審査不要で国内最大級の「A8.net」がおすすめです。
3. キーワード選定ツール
SEO対策と効果的な記事作成のために、キーワード選定ツールは不可欠です。読者の検索意図を把握し、適切なキーワードを選定することで、検索順位の向上が期待できます。無料で使えるおすすめツールとしては「ラッコキーワード」があります。
4. アクセス解析ツール
ブログの改善と収益向上には、正確なデータ分析が重要です。Googleアナリティクスとサーチコンソールを使用することで、読者の行動や記事のパフォーマンスを把握できます。これらは無料で利用可能で、ブログの成長に不可欠なツールです。
5. 画像選び
著作権に配慮するため他サイトの画像を流用するのではなく、しっかりとした画像サイトからダウンロードしましょう。おすすめの画像サイト「写真AC」です。無料から利用できるので登録しておきましょう。
6. 文章生成AI
効率的な記事作成のために、ChatGPTやClaudeなどの文章生成AIの活用がおすすめです。AIツールを使用することで、アイデアの生成や文章の校正など、執筆プロセスを大幅に効率化できます。
7. スケジュール管理ツール
ブログ運営には、スケジュール管理ツールが役立ちます。Googleスプレッドシートなどを使用して、記事のキーワードや進捗状況を管理することで、効率的な記事作成と公開が可能になります。無料でも十分に活用できるため、用途に応じて選択しましょう。
ブログ開設にかかる費用の目安
ブログ開設にかかる費用は、初期投資として5万円〜17万円、月額運営費用は約3,800円程度です。これらの費用は、使用する機材や選択するサービスによって変動します。ここからは、各費用の詳細を解説します。
初期費用の内訳
ブログ開設の初期費用は、主にパソコンの購入費用とWordPressテーマの費用で構成され、合計で5万円〜17万円程度です。
パソコンを新規購入する場合は3万円〜15万円の幅があります。性能や用途に応じて選択しましょう。WordPressテーマについては、人気の有料テーマ「SWELL」を例にすると1万7,600円です。ただし、無料テーマを使用すれば、この費用は不要になります。
既にパソコンを所有している場合や、無料のWordPressテーマを使用する場合は、初期費用をさらに抑えられます。
月額・年間の運営費用
ブログの月額運営費用は、主にレンタルサーバー代、ドメイン代、インターネット回線費用で、年間約4万5,000円(月額約3,800円)程度です。
1. レンタルサーバー費用
期間 | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|
3か月 | 1,320円 | 2,640円 | 5,280円 |
6か月 | 1,210円 | 2,420円 | 4,840円 |
12か月 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
24か月 | 1,045円 | 2,090円 | 4,180円 |
36か月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
エックスサーバーのスタンダードプランを例にすると、36ヶ月契約で月額990円、3ヶ月契約で月額1,320円です。初期段階ではスタンダードプランで十分です。
2. ドメイン代
年間で約2,000円程度です。
3. インターネット回線費用
So-netのMプランを例にすると、戸建てで月額2,490円、マンションで月額3,990円です。
これらの費用を合計すると、年間で約4万5,000円、月額に換算すると約3,800円程度となります。ブログの収益化を目指す場合、この程度の投資は比較的負担が小さいといえるでしょう。
初期段階では必要最小限の投資から始め、ブログの成長に応じて段階的に投資を増やしていくことをおすすめします。
ブログ初心者がよく抱く3つの疑問
ブログを始めた人が抱く主な疑問を質問形式で解説します。ブログ開設への不安を減らし、スムーズなスタートを切っていきましょう。
1. ブログ運営に必要な知識やスキルは?
具体的には、以下のスキルが重要です。
- Webライティング
- SEO対策や集客方法などのマーケティング
- WordPressの操作方法
- 発信内容に関する専門知識
最初は私もわからないことだらけでした。完璧な知識を求めてスタートを遅らせるよりも、まずはブログを始め、運営しながら学んでいきましょう。
2. 収益化までにはどれくらいかかる?
ブログの収益化には通常1年程度の継続的な努力が必要です。ただし、工夫次第で初心者でも収益化は可能です。
NPO法人アフィリエイトマーケティング協会の2023年の調査によると、アフィリエイトで月収10万円以上を稼ぐ人は約26%存在します。また、株式会社矢野経済研究所の2024年の調査では、アフィリエイト市場は成長を続けており、今後も拡大が予測されています。
「ブログはオワコン」という声もありますが、市場の成長を考えると、適切な戦略と努力次第で十分に収益を上げられるでしょう。ブランディング、効果的な集客方法、適切なジャンル選択などが重要なポイントです。
3. ツールなど必要なものはある?
ブログ運営において、有料ツールは必須ではありません。ブログ開始初期は、記事数やアクセス数が少ないため、高度なツールを使用しても効果が限定的です。まずは無料ツールを使いながら、質の高い記事を量産することに注力しましょう。
ブログの成長に合わせて、必要な機能が明確になってきたら、その時点で有料ツールの導入を検討してみてください。ただし、AIツールについては早期導入を検討することをおすすめします。AIツールは記事作成の生産性を大幅に向上させる可能性があるため、効率的なブログ運営が可能です。
ブログ開設後30日間の行動プラン
ブログ開設後の最初の30日間は、長期的な成功の基盤を築く重要な期間です。この1か月で、基本設定から記事作成、SNS連携、そして分析と改善まで段階的に進めることで、持続可能なブログ運営の土台を作れます。ここからは、週ごとの具体的な行動プランを紹介します。
1週目:基本設定と初期記事作成
初週は、ブログの基本的な設定と最初の記事作成に集中しましょう。
- WordPressの基本設定を完了させる
- プライバシーポリシーや免責事項を作成する
- コンセプトに沿って3〜5記事を公開する
- アナリティクスとサーチコンソールを設定する
テーマやプラグイン、メニュー、ウィジェットなどを適切に設定していきます。「SWELL」の場合この設定は2〜30分もあれば完了します。
設定と同時に、プライバシーポリシーや免責事項などの基本ページを作成してくいきましょう。AIに「ブログに必要なプライバシーポリシーを考えて」といえば雛形が出てくるのでそれを使えば10分程度で完成します。その後、ブログのコンセプトに沿った最初の3〜5記事を公開します。こちらもAIを使えば2時間程度で1記事完成します。(構成書作成に約10分、執筆に約15分、チェックに約30分、入稿やコーディングに約50分)
最後に、Googleアナリティクスとサーチコンソールの設定を行い、今後のデータ分析の準備を整えます。設定自体は難しくないので実質稼働時間は20分もあれば完成します。
以上の4つを初週に終えるようにしましょう。
2週目:記事作成(10記事を目指そう)
2週目は、記事数を増やすことに注力してください。
- キーワード調査、KWリストを作成する
- 合計10記事の公開を目指す
- 記事を改善する
- 内部リンクを適切に設置する
まず、キーワード調査を行い、記事のアイデアリストを作成します。1日1〜2記事のペースで執筆し、週末までに合計10記事の公開を目指しましょう。この過程で、記事の構成や書き方を改善し、読みやすさとSEO対策を意識していきます。
また、内部リンクを適切に設置し、サイト内の回遊性を高める意識で、読者の滞在時間を延ばす工夫をしていきましょう。
3週目:SNS連携と記事の量産(20記事を目指そう)
3週目は、SNSとの連携を開始し、さらに記事数を増やします。
- SNS(Xなど)を開設する
- 記事公開と連動してSNSで情報発信する
- 20記事の公開を目指す
- コメントやSNSでの反応に対応する
ブログと連動するSNSアカウント(Xなど)を開設し、記事公開と連動してSNSでの情報発信を始めます。記事総数が15〜20記事になるように目指します。この週から、読者からのコメントやSNSでの反応に適切に対応し始め、コミュニティ形成の第一歩を踏み出しましょう。
4週目:分析と改善、長期計画の立案(25記事を目指そう)
最終週は、これまでの成果を分析し、今後の方向性を定めます。
- データ分析し、記事の改善をする
- 収益化戦略を立案する
4週目は、これまでの成果を分析し、今後の方向性を定めます。Googleアナリティクスとサーチコンソールのデータを分析し、人気記事や改善点を把握していきます。
分析結果に基づいて、既存記事の改善や新規記事のアイデアを検討していきましょう。同時に、長期的な記事作成計画と収益化戦略を立案し、持続可能なブログ運営を行います。
記事は1か月で合計25記事の公開を達成することを目標にしてみてください。ブログ開設後の1ヶ月間で基本的な運営サイクルを確立し、継続的な成長の基盤を築くようにしましょう。
ただ、そこまでのハイペースではできない。という人も多いかもしれません。あくまで目安であり、個人の状況や目標に応じて柔軟に調整しても大丈夫です。
記事の質を維持しながら、無理のないペースで進めていきましょう。
まとめ:必要なものを揃えてブログ開設に挑戦しよう
この記事では、ブログ開設に必要なものと開設までの流れを解説しました。ブログを始めるために必要なものは、実は身近に存在しているものがほとんどです。パソコンやスマートフォン、インターネット環境、そして何よりも大切な自分の思いや伝えたいことがあれば、ブログ開設の準備は整っているといえるでしょう。
レンタルサーバーやドメイン、WordPressのインストールなど、技術的な側面も決して難しいものではありません。一つひとつ丁寧に準備を進めれば、誰でも自分だけのブログを開設できます。
ブログは、自分の思いや知識を世界に発信する素晴らしい媒体です。必要なものを揃え、準備を整えたら、勇気を持ってブログ開設に挑戦してみましょう。きっと、素晴らしい経験が待っているはずです。
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